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天候は下り坂に向うとの予報を聞いたから、タツナミソウを見付けた先日の場所を訪ねた。 前回と異なるレンズ[IGMA APO 70-300mm F4-5.6 MACRO]で撮り直したいと思っていたのだが、野草の花は終えるのが早かった。 その時頭上を掠めた黒アゲハの影を見て後を追った。草叢を大回りしながら、藪の外に咲くスイカズラの傍に辿り着いた。3mくらいの高い場所で羽ばたいて居るのが見えた。 スイカズラは4mぐらい上る崖の途中に生えた木のようだ。雑木の間から垂れる枝には2mから5mの高低差がある。アゲハ蝶は上部の花で羽ばたいていた。花に着いてもなお羽ばたきが停まらない。 次の瞬間、ひらリと低い位置に移って来た。じりっと此方から接近したところ、ぱっと飛び立って行った。そうして高い場所に舞い戻る。蜜を吸っている間も羽ばたきを停めず、慌しく場所を代えるから、ファインダー内に追うだけで精一杯。PM4:30 と言う時刻が問題なのだろう。魚釣りで最も成果が上がるのは夜明けであり、日暮れ時であったから。 ”ひらひら舞う”などとは譬えようも無い素早さだった。少しオーバーだが、それは蝙蝠が飛ぶようだった・・(*_*; 少ない経験から言えば、蝶類の撮影は午前中、出来るだけ早い時刻を狙えば蝶の動きは穏やかなのだと思うけれど、責任持てない~ですよ。 4m程度は離れ、近付いては来ない。それで望遠側いっぱいに使うと開放 f5.6 スイカズラは白いけれどバックは日陰の藪である。早いシャッターは必須だったけれど、これにも問題が残っていて・・・。 タツナミソウの前に屈んでいたからカメラの設定は、 Av 感度 ISO=100 St=1/80~1/100 だけだった。大騒ぎした「オナガアゲハ」との 悪戦苦闘は、どうやら2~3分で終えたようだ。 一時は本気になった緊張感も、解れてしまうと吾ながら可笑しかった。(^0_0^) そんな時に、モンシロチョウが慰めて呉れたようだ。綺麗な蝶々だよ。
by porota1
| 2007-05-29 12:56
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