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一年ほども前から計画した冬季の富士巡りだった。これは健康上の問題から計画外れとなった。続いていた暖冬から一転した寒気再来の異変ぶりは一週間も越えていた。それで、富士山も見られそうだと思い立ってドライブした。電車通学の孫を駅まで送ったところから直行。河口湖畔には9時半の到着だ。さすがに此処は寒かった。 お彼岸入りと言うのに厳しい寒さだ。北岸大石公園付近の湖岸に殆ど人影は無かった。富士山狙いのカメラマンならば敢てこの時期のロケーションはしないだろう。やがて湖岸を飾って呉れる桜を待てば良いのだ。辺りを見廻せば、湖岸にはお誂え向きの染井吉野も見付かった。しかもかなりの大木だぞ、SさんやFさんが撮った木だろうかと、無駄な想像もしたこのあたり。 寒気が厳しいけれどお彼岸なのだから、やがて富士山は水蒸気の雲が靡くだろう。正午には空も白っぽくなるのだろう。思いは馳せるばかり、次は忍野八海へと急ぐ番だ。 途中、車を走らせながら眼に入る富士山は、そこ此処で呼び停めるようだった。咄嗟に決めて停車すると、視野に入る大型の障害物があったりする。観光地でもポイントは決まっていた。 白雪の富士と白っぽくなった空で、コントラストが着かない。風物や民家は逆光線だがそれはそれで好いのだ。見覚えの忍野八海写真集が脳裏を過ぎった。それらは夜明けの朝焼け富士であり、雪景色なのだ。目の前の風景はそんな贅沢な様相なんか無いのだから。差し詰め昼食は忍野名水うどんと決め、土産を物色するかみさんの荷持ちになる~。 次に桜咲く川口湖畔を狙うのは困難だと思う。花季を巧く予測できたとしても、現地は季象変動の激しい地域なのだ。一発日帰りだけが永年の身上なのだからねえ。 「この次は秋になるわね・・・。」とは、かみさんのお言葉でもありました。 EOS Kiss-Digital TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3
by porota1
| 2007-03-20 14:15
| 自然風景・観光地
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